スノーピークが2018年に満を辞して発売したエントリーパックTTを試し張りしてみました。
私は今までテントもタープも張ったことが無いので、正にこのエントリーモデルのターゲットなわけですが、とても簡単に張ることが出来ましたよ!
と言っても人生初めてなので比較の対象はありませんが!笑
分かりやすく作られているので、感覚的には以外とすんなり出来たなぁと。今回は定点カメラの画像と早送り動画でその手順を紹介していきます。
目次
エントリーパックTT初張りに挑戦!
この日は2018年4月3日、気温は26℃!!テントとタープを張るには絶好の日和でした。
こちらがスノーピークのエントリーパックTT。左がヴォールトというテントのセット一式、右がタープのセット一式です。
先日こちらの記事にて迷いに迷って決めた経緯を書きました。
まずはヴォールトを開けてみます。
セット内容は以下の様になっています。
- テント本体
- インナーテントフレーム×3
- フレームケース
- ジェラルミンペ×28本
- ペグケース
- 自在ロープ×16
- キャリーバッグ
- 取り扱い説明書
次にタープ。
- タープ本体
- ポール×2
- ポールケース
- コネクションテープ
- スチールペグ×8
- 自在ロープ×6(うち二股×2)
- ペグケース
- キャリーバッグ
ヴォールトのペグの多さにうろたえながら早速張っていきます!
1.テント本体を広げる
今回は人生初張りなので人の手を借りずに敢えて1人で挑戦開始します!
ネット注文だったので、実物を初めて見ましたが、ヴォールトのテント本体を広げると思ったよりかなり大きくて長い印象でした。
ヴォールトとはラテン語でアーチを平行に並べた、カマボコ型の建築様式の総称みたいですね。
2.フレームをスリーブに入れて、両サイドのピンに差し込む
3本のフレームをカチャカチャと伸ばしていくのはスノーピークの他のテントの設営動画で何度も観ていましたが、気持ちいいです。笑
このトランスフォームしていく感じが堪らないのは男の人なら分かるはずです!
黄色の短いフレームが両端、真ん中には赤色の長いフレームが来ます。黄色は同じ長さです。
その後スリーブの先にあるピンにフレームを差し込むのですが、片方だけではスポスポです。しかし、もう片方を入れるガチっとして抜けなくなります。
このもう片方を入れる時にフレームをググッ!と曲げてアーチを作るのですが、結構力が入ります。
僕はどうにか1人で出来ましたが、ここは2人の方がスムーズに行くと思います!
3.入口側の角2つをペグダウン
ここで人生初のペグダウン!めちゃくちゃぎこちないのが自分でも分かりました!笑
自由にテントを張っていい公園でやったのですが、刺さりやすいので初心者の私にとっては正解でした。
4.後室側へ引っ張り立ち上げたら、角2つをペグダウン
後室側のフレームを持ち引っ張ると、逆ドミノの様に立ち上がっていきます。
そして先ほどの入り口側と反対側の角2つをペグダウンします。するとこんな感じに。
この時寝室部分が斜めにシワが入りますが、後からフレーム上部をロープで固定して張りを持たせるので、とりあえず下の長い辺がピンと張っていれば良いのかなと思います。
今回は山じゃなく風もあまり無かったので張り綱は最低限にして省きましたが、した方がもっと張りが出て綺麗ななるはずです。
5.インナーテントを引っ掛ける
定点カメラで撮っていたので見えづらくてすみません。しかしここはかなり簡単です。
- 後室側の下の角2つを引っ掛ける
- そのままアーチ状に上へ引っ掛ける
- 前室側の下の角2つを引っ掛ける
- そのままアーチ状に上へ引っ掛ける
入り口側の方が高いので、向きにだけ気を付ければこれだけでおしまいです。
グランドシートとインナーマットのセットがある場合はグランドシートを引いてから、インナーテントを引っ掛けて、インナーマットを敷きます。
ちなみにヴォールトのインナーテントは横幅280cm×縦220cmなので、シートとマットも向きに気を付けた方がいいと思いました。僕は一回間違えたので!
6.タープを張る
ここも定点カメラなので分かりづらくてすみません。
ここはスノーピーク公式HPの設営動画を観ても2人でやった方が良さそうだったので、奥さんに手伝ってもらっていたのですが、ハプニング発生。
息子氏、退場。
インナーテントではしゃいでいたのですが、出る時に下部に足が引っかかり転倒。鼻血が出てしまいました。
ちなみに2歳の息子氏も鼻血は人生初。
小さいお子さんがいる方はインナーテントの出入りに気を付けてあげて下さい。
では気を取り直して。
ここからは奥さんは息子氏の看病をしていたので結局タープも全部1人で張りました。しかし案外いけるもんでしたよ。
まずは後室側のポールを立てて地面に突っ張らせて、二股ロープをペグダウンし、自在ロープをある程度張っておきます。
1人の場合、この時あまり自在ロープ張り過ぎると前が固定されていない分、ポールが動いてしまうので注意です。
で、前側のポールも立てて二股ロープをペグダウンします。ここはタープの真ん中がしっかりと張っていないといけないので、前側ポールを奥さんに抑えていてもらいました。
そして残りの4つの角に自在ロープをつけてペグダウンします。
息子氏も無事に復活。「おくも(僕も)トントンするー!」と言うので、一緒に仕上げのペグダウンをしました。
7.エントリーパックTT完成!
めっちゃくちゃいいです。フォルムが綺麗。
張り綱をサボったのでシワが寄ってしまいましたが、スノーピークのスタッフの方が仰っていたようにスノーピークのテントは形が美しくなるよう計算されているのが分かります。
ここまで右往左往してハプニングで中断しながらも、ほぼ1人で約1時間で終わりました。28本全てのペグを打ったとしても2人でやれば30分以内には設営出来そうな感じです!
タープ下の広さやインナーテントの広さは4人家族には十分だと思います。何よりカマボコ型テントの建てやすいこと!本当に初心者にはありがたいセット内容でした!
設営していて気付いたこと
付属のジェラルミンペグは弱い
スノーピークのテントに付属されているペグは確かどれもこのジェラルミンペグという軽いものなのですが、今回の試し張りでこのように曲がってしまいました。
私の打ち方が真っ直ぐ打てていなかったのもあるかもしれませんし、地面に石があったからかもしれませんが、少し弱いなと思いました。
別売りのソリッドステークというベストセラーのペグがあり、取り敢えず必要無いかと思っていましたが、これは早い内に手に入れておく必要がありそうです。
タープに付属のスチールペグは太くてしっかりしているのでもう少し丈夫そうです。タープは風の影響を受けやすいからでしょうか。
入り口側のフレームが短いのはこの為!?
ヴォールトは入り口側のフレームが短いので、このように入り口に向かって低くなります。
初めは何で入り口側を低くして入りづらくしてしまったんだろう、と思っていましたが張ってみて気付きました。
写真のようにタープの後方側のラインがテントに綺麗に沿うんですよね。
と私の勝手な見解なので、耐風性の為かも知れませんし事実はスノーピークの方に聞いて見ないと分かりませんが、このお陰で綺麗にヴォールトとタープが収まったという感覚はありました。
エントリーパックTT設営早送り動画
早送りですので30秒ほどの動画に収まり、一見サラッと設営出来たように見えるかも知れませんが、実際は26℃という気温の中行ったので汗だくでくたびれました!
まとめ
今回スノーピークの新作モデル、エントリーパックTTを設営してみた感想は、楽しい!とにかく楽しかったです。
風向きや太陽の動く方向を考えて、配置や向きを決め、フィールドに家を建てるこの感覚。ハマりそうです。
これから回数を重ねてサラッと建てられるように鍛えていきたいと思います!
また、今回は定点カメラのみの撮影でしたので細かい部分が分かりづらかったと思うので、またいずれ細かい部分も記事にしていきますね。
最後に、2018年以降にキャンプを始める方には本当にオススメのテント&タープですよー!