こんにちは。
2018年のキャンプブームは破竹の勢いでしたね。
2019年も留まることはなさそうですね。楽しいです。
あ、明けましておめでとうございます。
ついこのあいだ愛読書のGO OUTに目を通していたら、新しいブランドのテント&タープが掲載されていて、それがわたし的にかなりツボでした。
その名も、『ZANE ARTS(ゼインアーツ)』。
今回はその紹介をしていきます。
目次
ZANE ARTSゼインアーツとは
長野県松本市に本社を構えていて、2018年に立ち上がったアウトドアブランドのようですね。
みんな大好き国産ブランドです。(製造は国内かはわかりません。)
ー以下、公式サイトより抜粋ー
歩き出したばかりのブランドですが、身の丈にあった事を一つずつ積み上げ、いい製品、いいブランド、いい会社をつくってまいりますので、よろしくお願いします。
「機能美」とは、機能を追求した先にある造形の美しさを意味していますが、ZANE ARTS のモノづくりはそれとは違い、機能性と藝術性を同時に高次元で考えていく手法を取っています。
アウトドア愛好家を機能でサポートするだけでは無く、大自然の中で違和感なく存在する藝術性をもって「自然」と「人」との一体感を生み出したいと考えているからです。
なるほど。
なんだか日本人らしさを感じて好感が持てますね。
2019年4月には第一弾となる4つのプロダクトをリリースするそうです。
それが個人的にデザインや機能性など非常にツボな上、細かい付属品で気が利いていて、なんとコスパも高いから驚きました。
一つづつ紹介していきます。
ZEKU-M(ゼクーエム)/4人用ワンポールシェルター
価格 | ¥82,944(税込) |
重量 | 11.5kg |
最大幅 | 440cm |
高さ | 250cm |
本体生地 | 75Dポリエステルリップ |
耐水圧 | 1500mm |
こちらは従来のワンポールテントを独自の解釈で進化させたようなシェルターですね。
生地にリップストップが使われているので、裂けや破れに対する耐久性は強そうです。
いくつか特徴をピックアップしていきますね。
1.有効スペースが広い
ゼクーMは真ん中のポールだけでなく、3つのフレームを取り付ける構造なので、上の図のように空間にゆとりが生まれるようになっています。
しかし裏を返すと3つのフレームを取り付ける”手間”は増えるので、これが面倒な方は一般的なワンポールシェルターのほうが良いかもしれません。
ウチは4人家族なので、多少手間が増えても有効スペースが広い方がありがたいと思えます。
フレームがある方が見た目にもカッコイイですしね!
ちなみに構造的には少し前にスノーピークからリリースされたワンポールシェルター、スピアヘッドに結構似てるんですよね。
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こちらは色がアイボリーですので、中性的な印象がします。
ゼクーMのタンカラーはもう少し男くささのあるイメージになるかな??
2.開放感がある
人気のワンポールシェルター(テント)であるアスガルドやピルツを使っている人がよく口にしているのが『夏は空気が籠る!』ということ。
どちらもベンチレーターは付いていますが、それでも籠りやすいみたいですね。
私自身が使ったことはないのでわかりませんが、逆に秋冬は暖かいのかな?
それに対してゼクーMは上の写真のようにかなり開放的に出来るのがいいですね。
3.付属品が充実してる
まずこちらのグランドシートが付いているのがありがたいです。先程のスピアヘッドは別売りですからね。
で、よく見てみると端の辺が10cm程立ち上がっているのがわかると思いますが、これによって土や小石、虫の侵入を防いでくれそうです。
また、ゼクーM本体の底面が6角形なのに対してグランドシートは5角形なのでシートの被っていない室内は土間として使えるのもいいですね。
あとはこちらのトライアングルハンガーというハンギングチェーンも付属しています。
3段階の高さ調節ができるのでランタンをかけたり、ウェットティッシュなど小物をひっかけたりできて重宝しそうですね。
うん。シェルター欲しくなってきます。汗
次のプロダクトはこちら。
GIGI-1(ギギ1)/2人用ワンポールシェルター
価格 | ¥42,984(税込) |
重量 | 4.5kg |
最大幅 | 500cm |
高さ | 220cm |
本体生地 | 50Dポリエステルリップ |
耐水圧 | 1500mm |
2つ目は2人用のワンポールシェルターです。
センターのポールとサブポールのみで設営する仕様になっているので、ゼクーMよりも設営パターンのアレンジが出来ますね。
しかしその分、耐風性はフレーム付きのゼクーMの方がありそうです。
生地も50デニールに下がっているので、カタログ値では縦方向の引き裂き強度は1.5倍ほどゼクーMの方が強いことになります。
その代わりギギ1の魅力はその軽さ!総重量4.5kgということで女性でも扱いやすい軽さになっているのが嬉しいですね。
また床面の最大幅は400cm×400cmと2人で使うには十分なサイズがあります。
では特徴をいくつか。
1.有効スペースが広い
ここはゼクーMと一緒になりますが、一般的なワンポールシェルターに比べ有効スペースが広くなるので、圧迫感なく過ごすことができそうですね。
商品ページにも記載してありますが、持ち込む道具やレイアウトを工夫すれば4人までは収容可能みたいです。
2.設営アレンジが効く
これがギギ1の最大の特徴かもしれません。
このようにドアパネルを跳ね上げれば日陰をさらに多く作ることができます。
更に夏に風がなくて空気が籠ってしまうような時は、奥側も跳ね上げることができるみたいです。
この汎用性の高さはかなり魅力的ですね。
3.備品のスペックが高い
ペグは良く見るジェラルミンのVペグなのですが、ロープは超高強度・超軽量・超低収縮のダイニーマという素材を使っているみたいです。
ダイニーマ
SK60は超高分子量ポリエチレンを原料にし、「ゲル紡糸法」と呼ばれる最新のテクノロジーで生み出された超高強度・高弾性率を有するスーパー繊維で、あらゆる高機能繊維の中で軽く、耐紫外線並びに化学的安定性をもつ先端素材です。
一見「そんな高スペックなロープいるのか!?」と思ってしまいがちですが、ギギ1はフレームがないのでその分これぐらいの素材を使ってくれていた方が強風に煽られても安心な気はしますね。
あとリフレクター仕様にもなっているので暗闇でうっかり引っかかることも無くなりそうで有難いです。
私個人的にはこのギギ1を購入しようか迷っています。
というのもこちらの記事で書きましたが、
我が家の目指すカンガルースタイルができる上に、軽量で積載のストレスも減りそうだからです。
てことでエリクサー3のインナーを入れたイメージをしてみました。(比率はざっくりなので悪しからずw)
うん。よく分からんけどいい感じな気がします。爆
昼間は跳ね上げておけばなかなか広いリビングスペースができそうですけどね。
荷物が多いキャンパーさんは難しそうですが、すでに積載に限界が近づいている我が家には十分な気がします。
どっかで実物見て良さそうだったら買うとします。
ROGA-4(ロガ4)/4人用ツールームテント
価格 | ¥63,612(税込) |
重量 | 6.8kg |
最大幅 | 260cm |
長さ | 490cm |
高さ | 140cm |
本体生地 | 50Dポリエステルリップ |
耐水圧 | 1500mm |
ぐぬぬ、、、。
かっこいい、、、。
私はエントリーパックTTのヴォールトがあるのでこの手のテントは手を出すつもりはありませんが、完全にデザインはこちらの方が好みです、、、。
それにしてもこのロガ4、ヴォールトを意識しているような気がしてならんのは私だけでしょうか、、、。
並べてみるとこんなんです。 (比率は例にならってざっくりですので悪しからず。)
似ておる。
ただ違う点はもちろん多いので比較しつつ特徴を。
1.耐風性が高い
ロガ4の構造は2本1組のダブルクロスフレーム×2をブリッジフレーム×2で繋ぐというものになっているようです。
確かにこの構造は耐風性が強そうです。
ヴォールトの場合は3本のアーチ型のフレームが平行に並んでいる構造なので、
フレームだけで見るとロガ4の方が耐風性があるように思います。
(ただヴォールトはこのシンプルな構造のお陰で立てやすさは抜群なんですよね。)
ちなみに何度かヴォールトを張ってみて、結構強風が吹く場面もあったのですが、その時は特に不安に思うことはありませんでしたよ。
でもキャンプ場の地形やその日の天候によっては過酷な風が吹くこともあるかもしれないので、そういった場合はロガ4のようにしっかりした作りだとより安心感がありますね。
2.シェルターとしても使える
ロガ4はアウトフレーム構造なので、吊り下げ式のインナーテントをつけなければ8人用のシェルターとしても使えます。
ここはヴォールトも右に同じです。
幅と長さはヴォールトの方があリます。
ただ実際まだこの使い方をしたことはありません。
グループキャンプをよくする方は頻度高く使う機能かもしれませんね。
3.気の利いた作り
この丸の部分に注目してください。 ここは内側から見ると大型のベンチレーターがあるのですが、
写真のようにロールアップしたドアパネルが雨などに濡れないようになっているんです。
それだけでなく雨や日差しを避ける、庇にもなってくれそうです。
しかし、これがあることで開口部が低くなり長身の人は出入りしづらくなるデメリットもありそうですが、それを除けば日本ブランドならではの気の利いた作りですよね。
ちなみにロガ4もダイニーマのロープが付属されます。
ダイニーマ、、、。
どれだけ強力なのか気になります。w
個人的な意見ですが、初めてテントを買うようなファミリーキャンパーさんがゼインアーツの商品から選ぶなら、このロガ4が使いやすいかもしれません。 インナーテントも付属してますしね。
GEU(ゲウ)/4ウイングタープ
価格 | ¥48,384(税込) |
重量 | 6kg |
最大幅 | 530cm |
メインポール高さ | 240cm |
サブポール高さ | 160cm |
本体生地 | 75Dポリエステルリップ |
耐水圧 | 1500mm |
これまた独自のデザインの美しいタープですね。
しかもこの価格でポールが計4本も付いてくるからインド人もビックリ。
こちらもいくつか特徴を。
1.形が絶妙
私はエントリーパックTTに付属のヘキサゴン型のタープを使っていますが、もう少し有効面積があったらいいなと思うことがたまにあります。
有効面積の広さでいうとレクタングラー型になると思うのですが、イマイチ貼った時の味気なさが好みではないんです。
という欲張りな私にはこの形は絶妙。両方のいいとこ取りなタープですね。
あと、4つのウイングを例えば2つだけ下げたりして日よけや目隠しとしても使えそうです。
2.小川張りができる
もうこの写真を見ると完全にエントリーパックTTを彷彿とさせていますよね。笑
こちらはタンカラーのワントーンがカッコよいです。
で、このようにタープをテントにオーバーラップさせて設営する小川張り用のタープテールなるものが付属しています。
しかもこのタープテール、
メインポール間に渡してランタンや小物を吊るすハンガーにもなるんです。
いやー、本当にゼインアーツの商品は気が利いてます。
というか全てのプロダクトに綿密な計画と情熱を感じずにはいられません。
(あ、でもエントリーパックTTのコネクションテープでもできなくないかも。公式な使い方ではないけど。)
3.備品も高スペック
はい、もうこの写真見飽きましたね。
ロープはダイニーマ!ではありません。笑
しかし他の商品よりも太めの仕様でしっかりしていそうです。
あとペグに関しては、Vペグよりも固定力が優れていると言われるYペグの25cmが採用されています。
これらのスペックであれば余程過酷な環境でない限り安心な気はしますね。
まとめ
今回は2019年最注目のゼインアーツのプロダクトを個人的な視点で紹介させていただきました。
全てのプロダクトがここまでデザイン性と機能性を兼ね備えている一品になっているにもかかわらず、どれも価格がそこまで張らないのが嬉しいですよね。
発売は4月になるそうなのですが、すでに先行予約が開始されていて、お店によっては2回目の入荷の7〜8月になってしまうそうですよ。
そんな人気のブランドから今後も目が離せそうにありません!
※ちなみに楽天ではこちらのショップでは先行予約がまだできましたよ。(2019.2.13現在)
同じショップでAmazonにも出てました。