泊まりのキャンプを始めるにあたり必要になるテント。もちろんコテージに泊まるという方法もあるけれど、キャンプと言えばやっぱりテント泊!
私は散々塾考を重ねた結果、スノーピークのエントリーパックTTというテントとタープのセットを購入しました。
それまでの経緯とエントリーパックTTに決めた3つの決め手をここに記しますので、テントを何にしようか迷っている貴方の参考になれば幸いです^ ^
目次
テント何にする?
出典:ふもとっぱらblog
キャンプギアをネットやアウトドアショップなどで吟味している時って楽しいですよね。僕は思わず没頭し過ぎて奥さんに小言を言わることもしばしばです。笑
その中でも特に迷いに迷い続けたのがテント。
2017年の9月頃に「来年の春から家族で泊まりのキャンプを始めよう!」と思ってからテントを決めるまで約5ヶ月かかりました。
その間にまず候補に上がったのはこちら。
スノーピーク社 アメニティドームM
言わずと知れた入門テントの決定版です。その人気たるや群を抜いていて、今ではキャンプ場へ行ってこのテントを使っている人を見ない事は無い程だそう。
初めてキャンプをする人に、最高の幸せを。
と言う願いのもと作られているので、スノーピーク社の技術がふんだんに使われた質の高いスペックにも関わらず、価格が圧倒的に抑えられているんです。
低価格の理由には、先ず手の届きやすい価格で自社の製品の良さを体感してもらい、ファンになって貰おうという意図があるみたいですよ。
私も「あのスノーピークのテントがこの値段で買えるならもうこれにするしかない!!」と問答無用でポチりかけていました。
しかし、ふと他のキャンパーさんのブログを見ていて気になり出したのが白クマが付いたこれ。
ノルディスク社 ウトガルド
真っ白で形も可愛くてたまりません。こちらは北欧デンマーク発のノルディスク社のポリコットンテント。
ポリコットンとは、ポリエステルとコットンを混ぜた生地で両方の良さを活かしたものです。
ポリエステルなどの化繊のみの製品には出せないポリコットンテントならではの優しい風合いが特徴的で、大自然に馴染みながらも映えることこの上ありません。
しかし、白いからこそ乾燥を怠るとカビが目立ったり、その他の汚れなども目立ってきそう…あと重量もアメニティドームMが8kgに対し、22.5kg…雨吸ったらどうなっちゃうのよ…
と、初心者キャンパーはヒヨり始めました。笑
(4/24追記:現在アマゾン、楽天共にウトガルドは出回っていない模様。こちらのアスガルドも可愛いですよね。あーやっぱ欲しい。笑)
ならばと次に候補に上がったのがこちら。
ロゴス社 グランベーシック トンネルドーム
出典:goo
ノルディスクみたいに白くてオシャレ!!(この頃は白い=オシャレという謎の盲目状態に。笑)
張りやすそうだし、2ルームテントなので前室も広々としていてファミリーキャンプには持ってこい!しかもタープも連結出来ちゃう!!そしてウトガルドより安い!!これだ!!これしか無い!!運命の出逢いだ!!!
2ルームテントとは、1つでタープとテントの役割を果たす大きなテントのことです。タープを合わせると更に居住性がアップします。
LOGOS(ロゴス) グランベーシック トンネルドーム XL-AG
ロゴス LOGOS タープ グランベーシック BIGオクタゴン
そう思っていたのも束の間…。
こんなテントが目に入ってしまいました。
スノーピーク社 トルテュPro.
出典:スノーピーク
「2ルームテントってタープ張らなくても良いから便利だなぁ、スノーピークはどんなの出してるんだろう」とおもむろにスノーピークのカタログを見ていたら一目惚れ。
白いのとかどうでも良くなりました。笑
何でしょうか、このフォルムの美しさと自然に馴染む絶妙な色合いは。しかもメッシュパネルが多用されていて夏場も快適に過ごせそう。何よりPro幕カッコ良すぎ。
値段はかなり張るけど、ずっと使って行くなら中途半端なものを買って買い替えるよりいいか!とここで最終的な決断をして奥さんにも伝えて年明けには注文しようと思っていた…その矢先…。
スノーピークから新しいカタログが届きました。
ページをめくっていると…トルテュPro.が載っていない!
そう、廃盤になってしまったんですよ。
この記事を書いている2018年4月2日現在ではまだ公式HPにも載っているので在庫はありそうですが、それが無くなればもう手に入れられなくなるということ。
それなら尚更「急いでポチらなくては!」と思っていたところ、2018年のスノーピーク新商品に目が行きました。
その中にあったのが、エントリーパックTTです。
スノーピーク社 エントリーパックTT
出典:スノーピーク
初めはエントリーパックTTを見ても「いや、自分はPro幕でデビューするんだ。しかも廃盤になったトルテュはこれからレア度が増すから。」と意固地になっていたのですが、
エントリーパックTTの内容を見れば見るほどこれにしない理由が見当たらなくなりました。
まだ野遊びをしたことがない、全ての人へ。
というコンセプトのもと誕生したエントリーパックTTのセット内容は、なんとスノーピーク史上初となるテント(T)とタープ(T)の究極セット。
そうなんですよ!初心者は結局両方買う羽目になるんです!!だったら初めからセットにしといて欲しいんですよ!!!なんて痒いところに手の届くセットなんだろうか!!!
しかもテントはヴォールトという新商品が、タープは昨年人気を博したアメニティタープヘキサLとほぼ同等の、いや、それ以上の機能を持ったものがセットになっているんです。
というわけで散々迷走した結果、私はこのエントリーパックTTに決めました。ここからは、私がこれにしない理由が見当たらなくなってしまったという、3つの決め手を書いていきます。
決め手1.価格が安い
エントリーパックTTはテントとタープがセットで¥53,784(税込)です。スノーピークのテントやタープ中では圧倒的な安値を誇ります。
「本当にいいの!!!???」
と思ってしまう程安いです。2018年にキャンプを始められることに感謝しかありません。だってそれまでの実質的エントリーパックであるアメニティドームM+アメニティタープヘキサLのセットと比較しても
アメド+ヘキサL | ¥64,418 |
エントリーパックTT | ¥53,784 |
差額 | ¥10,634 |
10,634円も安い!!
キャンプをこれから始めるとなると他にも必要になってくるものが沢山あります。その中でも価格的に大きく比重を占めるテントが抑えられれば、他のギアにもお金をかけられるのでこれ程嬉しいことはありません。
スノーピークさん、本当にありがとうございます。
余談ですが、私が迷っていたトルテュPRO.なんて192,240円ですからね。爆(これに専用のマット&シートやシールドルーフも付けたらあっという間に20万円オーバーです。でもまだ欲しいと思っていたり・・・。笑)
決め手2.設営が簡単
まだ自分で実際に張ったことはありませんが、エントリーパックTTは設営が比較的容易に出来そうです。
こちらのスノーピーク公式HPの動画を見て貰えれば伝わると思います。
出典:スノーピーク
キャンプに不慣れな内は、準備にも色々と手間取りそうなので、テントの設営がスムーズに済ませられそうなのは助かります。
しかも動画にあったように、エントリーパックTTに付属するタープは特別にコネクションテープというものが付いていて、テントとタープを一続きに設置する小川張りが出来るようになっているんです。
出典:スノーピーク
一見同じように見えるアメニティタープヘキサL以上の機能というのがこれです。
出典:スノーピーク
雨が降ったりしてもリビングと寝室を濡れずに行き来できそうですね。
ちなみに私はトルテュの設営動画も何度も観たのですが、中々大変そうで尻込みしてしまいました。(ちょいちょいトルテュの話題を出すところに未練がましさを感じますね。笑)
(4/24追記:自分で実際に張ってみたら、やはりとても簡単でした!)
決め手3.シェルターとしても使える
アメニティドームは先にインナーテントを立ててからフライシートを被せるのですが、エントリーパックTTのヴォールトは、先にフライシートを自立させてからインナーテントはその中に吊り下げる仕様になっています。
と言うことは、インナーテントを外してしまえばシェルターとしても使えちゃうんですよね。こんな感じに。
出典:スノーピーク
さらにタープも合わせれば広々LDKの完成です。
室内高は150cmなので高くはありませんが、我が家のキャンプリビングはロースタイルなので恐らく十分です。
この機能は我が家ともうひと家族でデイキャンプする時などに活躍してくれそうです。
まとめ
以上、3つの決め手があり私は初めて購入するテント+タープをエントリーパックTTに決めました。
本当に右往左往して散々悩みましたが、良い選択が出来たと思っています。何より安く抑えられたのに質の高いものが手に入ったことが一番大きいです。
テントとタープはキャンプ中に家族や仲間とご飯を作って食べて団欒したり、一緒に寝たりと長く触れ合う重要なギアだと思います。一方で、簡単に手が出ないほど高価なものが多いという一面も。
だからこそ買って失敗したくないですよね。
もし貴方が同じように思うなら、今回私が悩みに悩んでエントリーパックTTに辿り着いた経緯が、何かの参考になれば幸いです。
スノーピーク snowpeak エントリーパックTT用 マットシートセット
追記
試し張りしてみて手順など簡単にまとめてみました!宜しければこちらもお読みください。
キャンプ場でエントリーパックTTをデビューさせてきました!その感想はこちら。